法人名
社会福祉法人 杏福会(きょうふくかい)
社会福祉法人杏福会の基本理念は、社会的に援護を要する人々をささえ、その尊厳を守る社会の仕組みをつくること、又、要援護者を受容し、共感し、共生する人々を広め、博愛の福祉社会を築くことです。
中国・呉の董奉という仁医は、貧乏人からは代金を受け取らず、財力ある患者から診療代のかわりにあんずの株を植えさせました。やがて医者の家の回りはあんずの林ができ、医者はあんずの種子を薬として使用したそうです。この故事からあんずの種の 核のことを「 杏仁」また医者の尊称を「杏林」と呼ぶようです。
マスコットである「フクロウ」は、「不苦労」と「福朗」いうことから縁起の良い鳥とされていますが、夜中じゅう病人を見守る森のお医者さんとしても親しまれており、本法人の介護姿勢を象徴しています。
巨大地震、記録的な豪雨が引き起こす水害や土石流災害、逆走する台風、そして長期間の猛暑による熱中症被害など、近年の地球は壊れてきたかのようです。これらの自然災害の被害は甚大で、私たちのような入所施設も大きな被害を被っています。
私たちは介護の質の確保・向上に努めなければなりませんが、それ以上に入居者様の安全の確保を確実にしなければなりません。真福の郷の施設はもちろん国の安全基準を満たしていますが、「想定外」「記録的な」災害が頻発している今、改めて休日や夜間の対応策など防災計画の見直しを進めたいと考えています。
さて、私たちには誰でもご先祖様があります。親があってこそ私たちの今があることをしみじみ理解したいものです。そんな気持ちを胸に抱いて触れ合う時間を出来る限り多くしていただくようお願いいたします。それはお年寄りたちにとって何よりの喜びになることと思います。